Column

アルバム「blue's」/「スライドショー」

2018.09.18 UP

バーレスクの映画のような、ショータイムがある小さなクラブのダンサーになりたい、
と夢見てた頃がありました。
クリスチャン ルブタンのハイヒールを履いて、ウェストをギュッと絞ったレース素材のコルセットを嵌め、スパンコールをあしらったシフォンのガウン衣装をボディクリームをたっぷりと塗ったデコルテから繋がるショルダーにさらりっと羽織る。
「さあ出番だわ」と鏡に向かって真紅の口紅を最後につけ、笑顔を確認してからステージへ闊歩するダンサー。
開店してから、お客さまの出入りや、シェーカーを振るバーテンダーのもとにウエイトレスがドリンクのオーダーを告げたりと大忙しのフロア。
ステージ裏ではショーに出演するダンサー達がおしゃべりをやめず、ごった返してたとしても、
いざステージの幕が上がり音楽がリズムを刻み始めたら、フロアは一変して急ぐことなどないミディアムテンポの魅惑的なムードが漂っていく。
そう「スライドショー」この曲でステージが始まってほしいと思ったナンバーです。
きっとそこにはダンサー達の揉め事の原因になってしまう厄介なプレイボーイがかき乱していて次々と誘惑の渦がループし色恋沙汰が絶えないはず。
昨日まで私の虜だったのに、もう違う女に手を出すのね〜。最低な男。一途なんてバカバカしいわ。あばずれな女になったっていい。
今はあなたを私だけのモノにして快楽に酔いしれたいの。
欲望は尽きることなく隠された部屋で行われる。
もしかしたらステージに立つダンサー達の魅惑はそんな裏付けからお客を虜にするオーラとして輝いているのかもしれません。
小さなクラブで踊る魅惑的なダンサーを夢見て描きました。